任期満了に伴う横浜市会議員・神奈川県議会議員・神奈川県知事選挙が4月12日に行われ、磯子区選出の市議選には、関勝則氏(自民・現)、加藤広人氏(公明・現)、太田正孝氏(無所属・現)、山本尚志氏(自民・現)が、県議選には新井絹世氏(自民・現)、茅野誠氏(民主・現)のそれぞれ現職が当選した。知事選では、黒岩祐治氏(無所属・現)が大差で再選を果たした。
市議選
4つの議席に対して現職4人と、それぞれ新人で細谷啓一氏(民主)、川崎毅氏(維新)、高橋靖明氏(共産)、井上明子氏(神奈川ネットワーク運動)の8人で争われた。
投開票当日、各投票所から集められた票の開票作業が始まると、現職4人の票が新人候補を上回った。関氏は前回から約5千票落としたものの、1万2042票を集めて前々回から続くトップ当選を果たした。2位には1万0002票の加藤氏、3位は9084票の太田氏、4位は7355票で山本氏だった。細谷氏、高橋氏、井上氏、川崎氏は及ばなかった。
事務所で開票の行方を見守っていた関氏は、トップ当選確実の一報を聞くと、集まった支援者に感謝を述べ、「支えてくれた家族にもお礼を言いたい」と話した。また、「2期8年の活動を評価していただいた」と笑顔を見せる一方、「トップ当選の重みも感じる。一貫して取り組んできた商店街の振興に、3期目も引き続き力を尽くしたい」と決意を語った。
投票率は43・45%で前回から4・87ポイントマイナスだった。
県議選
定数2に対して現職2人と新人で無所属の市川智志氏の三つ巴で争われた。前回トップ当選を果たした新井氏が前回から約3800票上積みし、2万8449票で2期目の当選を果たした。新井陣営は、投票が締め切られた午後8時以降、事務所で戦況を見守った。午後11時過ぎ当選確実の一報が事務所に伝わると集まっていた支援者ら約40人が喜びあった。11時25分に新井氏が事務所に姿を見せると、この日一番の盛り上がりに。新井氏は一人ひとりと握手をし、喜びを分かち合った。新井氏は「頂いた票は地域の皆さんがよりよい磯子を目指して期待している票だと思う。この4年間、ますます住みやすい磯子、夢と希望のある神奈川を目指していきたい」と2期目の決意を語った。
茅野氏は1万5056票を獲得し議席を守った。一方、市川氏は前回から約450票上積みしたが届かなかった。
投票率は43・35%で前回と比べ4・96ポイント少なかった。
知事選
現職の黒岩祐治氏と無所属の岡本一氏の対決となった知事選は、黒岩氏が220万票近い圧倒的な支持を集めて再選した。今後も特区などを活用した経済活性化策を進めていくことを強調し「血の通った行政を実現させられるかが課題」と県民の声を今まで以上に県政に反映させることを2期目の目標に掲げた。
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