磯子区民生委員児童委員協議会の会長を務める 遠藤 洋子さん 洋光台在住 72歳
笑顔で地域のパイプ役に
○…一斉改選された民生委員児童委員協議会の会長に昨年12月1日付で就任。「身の引き締まる思い」と意気込みを話す。今年は民生委員制度創設100周年の節目をむかえ7月の全国大会や11月の横浜市大会などに磯子区代表として参加する。節目での大役に「力不足だが皆さんの力をお借りして頑張りたい」と区内で委嘱された215人の仲間とともに専門職につなぐパイプ役となる決意だ。
○…15年前に自治会長から推薦され民生委員となった。「正直、民生委員という言葉も知らなかった」と当時を振り返るが、担当した高齢者から「誰にも話してないんだけど」と相談されることがうれしく、信頼されている責任感と誇りを感じながら職務にあたってきた。7年前から洋光台地区の会長に。一人暮らしの高齢者を対象とした食事会を毎年開催し、参加者からの「楽しかった。来年来るために長生きする」という言葉が福祉に携わる原動力となっている。「民生委員になったことで、普段出会えないような方と知り合いになれるのもやりがい」
○…義理の両親との同居を機に30年前に洋光台に移り住む。20歳から始め、一時中断していたお茶を洋光台で再び習い始めた。50歳で講師の資格を取得。趣味を地域活動に活かしたいと、自治会町内会などのサロンを訪れ、抹茶をたてている。2月の梅の里まつりでは抹茶の亭茶席を設けている。「趣味でやってきたことが地域の行事の一つとなり役に立ててうれしい」
○…一昔前だと一人暮らしの高齢者がほとんどだった相談が「今は心の不安を抱えている人や児童虐待など多岐にわたり、役割も変化している」。そうした中で215人の仲間に伝えたいことは「一人で抱えこまずに協力し支えあって取り組む意識」。会長として大事にしているのは「常に笑顔」で接すること。つらいとき、苦しいときほど笑顔を忘れない。磯子区を笑顔にするために。
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