確かな学力の向上
「神奈川の小中学生のみんなへ、基礎が弱いぞ、頑張れ」
黒岩祐治神奈川県知事が、以前に県内公立小中学校の全児童・生徒に向けてメッセージを出しました。「読み、書き、計算はみんなが大人になって社会に出て働き、家庭を築き生活していく上でとても大切です」と続く知事の言葉のとおり、基礎学力の習得なくして生きる力を涵養する確かな学力は望めません。小中学校を対象とした全国学力・学習状況調査の結果を見ると、神奈川県は全国平均とほぼ同等でしたが詳細を分析すると基礎・基本が弱い結果となりました。
県が独自に実施している公立高等学校の学習状況調査結果を見ると、正答率の高いグループと低いグループの二極化の傾向が見られます。小中学校での基礎の弱さが高校での大きな学力の格差となり、この結果に影響しているのではないかと懸念されます。
国では、平成26年度から土曜日の教育支援体制等構築事業をスタートさせました。神奈川県でも国の制度を活用して土曜日の教育活動支援をしています。こうした取り組みは、子どもたちの学力の向上に資するものと考えますが、環境や状況にかかわらず、全ての子どもたちに確かな学力を身につけさせるということは大変重要です。そのためには、各学校において分かる授業を実践し子どもたちが自ら学ぶ姿勢を育むことに取り組む必要があります。
確かな学力の向上1月26日号 |
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神奈川県予算に対する要望1月12日号 |
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