プロバスケBリーグオールスターゲームに出場した横浜ビー・コルセアーズの 川村 卓也さん 区内在住 30歳
ぶれずに貫くバスケ道
○…アメリカの元NBA経験者など、国内のスター選手が一堂に会し1月15日に代々木競技場で初めて開催されたBリーグのオールスターゲームに出場した。大きな弧を描く長距離からのスリーポイントシュートが武器。その得点力と勝負強さから「ハマのオフェンスマシーン」の異名をもつ。ビー・コルの代表として、熱いプレーで試合を盛り上げた。「ファンの多さに驚いた。Bリーグの素晴らしさを肌で感じた日だった」と興奮した面持ちで語る。
○…岩手県生まれ。小中学校は宮城県で過ごし、バスケを始めたのは小4の頃。当時流行っていた漫画『スラムダンク』や兄の影響で、「単純に楽しそう。自分もやってみたい」と近隣の小学校のミニバスケチームに入り、技術を磨いた。その後、中学で全国ベスト4。高校は岩手の強豪校に入学し、先輩・後輩の縦社会やハードな練習に耐えた。「嫌でもぶれちゃいけない。自分にはバスケしかなかった」。努力は実を結び、高3の時にはインターハイでベスト8に。大学での道もあったが、当時の社会人チーム、オーエスジーフェニックス東三河の監督の目に留まり、プロの門を叩いた。
○…6歳と2歳の子をもつ2児の父親。「どんな道に進んでもよいが、人の気持ちを思いやる心を育んでほしい」と優しい目で子どもたちを見守る。家に帰れば、妻の桂子さんが栄養バランスを考えた食事で支えてくれる。「妻の魚料理が好物。体の調子もよい」
○…憧れの選手は「マイケル・ジョーダン」。学生時代は「テープが擦り切れるまでビデオを見た。バカみたいに真似をした」。今も、ジョーダンモデルのシューズを60足ほど保有するコレクターでもある。「足は2本しかないのにね」と笑う。目標はBリーグ優勝。「パフォーマンス含め、心をくすぐるようなプレーで観客をわかせ続け、ファンの心の特効薬になりたい」。バスケと歩んだ人生。今後も活躍に目が離せない。
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