横浜市立根岸小学校で2月14日、ホテルモントレ横浜=中区=日本料理「隨縁亭」の松崎英司料理長が講師を務めた特別授業「命をいただく授業」が5、6年生を対象に開かれた。
この授業は、児童に「食材にも命があり、人間による食べる行為は、命をいただくこと」を伝えるために同小で毎年行われている。
松崎料理長は5年生に、料理に使う包丁の種類や仕事について説明し、鯛の活け造りの実演を行った。6年生には部位を説明しながらアンコウの吊るし切りを披露。児童は、松崎料理長が鯛やアンコウをさばく様子を食い入るように見ていた。
松崎料理長は「鯛にも命があり、子孫繁栄のために生きている。本来食材としてあるべきではないが、人は食べないと生きていけない。日頃食べているごはんは、『命をいただいている』ということを改めて知ってほしい」と児童に訴えた。
松崎料理長の話を聞いた児童は「これまで好き嫌いが多かったが、残さず食べたい」「『いただきます』『ごちそうさまでした』の意味を実感することができた。これからはありがとうの意味もこめたい」と感想を話した。
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