上中里で、しめ縄リース飾りづくりの指導を行う 根本 由美さん 保土ケ谷区在住 52歳
つくる楽しさを伝えたい
○…上中里地区センターで12月16日に行われる、お正月のしめ縄リース飾りづくり講座。その講師を務める。上中里センターでは、今年5月のアレンジ講座を最初に、夏、秋と同じく講師を担当。またハロウィンをテーマにした小学生向け教室も行った。「地域のみなさんに、フラワーアレンジメントの楽しさを知ってもらえたら嬉しい」。真っ直ぐな視線を向けながら、笑顔で思いを語る。
○…フラワーアレンジメントとの出会いは、30歳過ぎ、2人目の子どもを出産したころだった。「家のすぐ近所に教室を開いている先生がいて、子連れでも大丈夫と言っていただいたんです。育児で外に出る機会も少なかったので、とにかくその時間が楽しみでした」と振り返る。気軽に通い始めた教室だったが、熱心に取り組むほかの仲間たちとの交流を通じて、資格取得を考えるように。「みんなで一緒に勉強したから、資格も取れました。そのときの仲間もみんな教室を開いたり講師を務めたりしていて、今でも月1回は集まって勉強会をしています」。その表情は、充実感で溢れている。
○…鶴見区生まれ、保土ケ谷区育ち。生徒会活動に取り組むなど、「コツコツやる、まじめなタイプでしたかね」と、自己分析する。高校卒業後、早稲田大学へ進学。その理由を「堅苦しくなく、バンカラなイメージが好きで。野球や駅伝などスポーツも盛んで、何か楽しいことがありそうだなと思って」と話す。大学のサークルで知り合った男性と卒業から3年後に、結婚。2人の子宝に恵まれたが、その夫を3年前に亡くし、今は両親と5人で暮らす。
○…フラワーアレンジメントのほか、ビーズ工作やトールペイントなど、何でも物を作ることが好きだという。「華道の資格を持っていて、今でも油絵や水彩画、洋裁などに取り組む母の影響が大きいんじゃないかと思います」。照れくさそうながらも、そう語る表情はとても嬉しそうだった。
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