神奈川県が主催する今年度の「かながわ環境ポスター・標語コンクール」で、区内・森中学校(太田稔校長)3年の田邉詩織さんの制作したポスターがこのほど、「かながわゴミゼロクリーンポスター・中学生の部」で最優秀賞に選ばれた。
「かながわ環境ポスター・標語コンクール」は、県内の小・中・高等学校、中等教育学校、特別支援学校に通う児童・生徒を対象としたコンクール。ポスターや標語の作成を通じて、児童・生徒の地球環境保全、環境美化や3R(リデュース・リユース・リサイクル)、野生鳥類についての保護思想に対する意識の向上や、県民の環境に関する理解促進を目的に開催されている。今年度は6月から9月上旬に「環境保全」や「ゴミゼロ」など、4種類のテーマに合わせたポスター・標語を募集。計2581点の応募の中から91作品が入賞した。
田邉さんは104作品の応募があった「かながわゴミゼロクリーンポスター」の中学生の部で最優秀賞を受賞。「中学生活の最後に最優秀賞が取れて良かった」と喜びを語る。
ポスターは、縦54・0cm、横38・0cmの四つ切り画用紙サイズ。絵の具を使用し、「より多くの人が気軽に3R活動に取り組める、明るく楽しいデザイン」を心掛けた。このほど、色彩・バランス・構成力・発想力に優れ、ポスターとしての完成度が高いという評価から、最優秀賞に選出。受賞を受け、家族や友人からも祝福の言葉が届いたという。
田邉さんは、通っていた森東小学校の3年生のときから毎年同コンクールへの応募を続けている。夏休みの課題に、当時授業で学んだ3Rのポスターを作成しようと応募したのがきっかけで、初の応募の際、最優秀賞を受賞した。その後も小学5年、中学1年、今回と、最優秀賞を4度受賞。田邉さんは「毎年応募してきたことで、3Rについての知識や理解も深まった」と話す。
「得意の絵活かせたら」
「小さいころから姉が絵を描く姿を真似ていたので、自然と絵が得意になった」という田邉さん。学内では、修学旅行のしおりの表紙を率先して描くなど、「デザインという場面で必ず活躍している」と中山望教諭は話す。田邉さんは「高校に進学してからも、絵を活かしていければ」と話している。
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