大久保2丁目に新信号 地元住民の要望実る
環状2号線の「永野小学校下」信号から南高校前を通り、上大岡駅方面をつなぐ道路の「大久保2丁目」信号付近に4月12日、新たに信号機が設置された。
設置者である港南警察署によると、設置場所は交通量がありながらも道路幅が狭く、車両と歩行者が接触するなど人身事故が毎年1件以上発生していた危険箇所。運航する路線バスと車両のすれ違いも困難で、渋滞の原因にもなっていたという。
今回、新たに信号機と停止線を設置し、大久保2丁目信号と時差式で運用することにより、南高方面から上大岡方面に抜ける車両を道路幅が狭くなる前で止めることが可能となっている。その結果、上下線が別々に通行するような形になり、路線バスも余裕をもって運行できるようになった。
また、信号機設置と併せて交通障害となっていた道路上の電柱2本を東京電力(株)と地権者、港南土木事務所の協力を得て移設しており、道路幅の拡大もしている。さらに、歩行者の安全対策として土木事務所が「グリーンベルト」を5月中に敷設する予定だ。
以前から問題
この道路の安全対策は地域住民の懸案事項として以前より話し合われていたが、2011年9月に大久保東・中・西町内会長の連名で、信号機の新設と電柱の移設を港南警察署と東電にそれぞれ要望書を提出したことで具体化。菅義偉衆議院議員と桐生秀昭県議会議員らが関係各所との調整をしたことで話もまとまり、今回の新設に至った。
大久保西町内会の岩崎武会長は「歩行者は歩きやすく、車もすれ違いやすくなった」と語っており、事故の減少が期待されている。
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