医師会館がリニューアル 休日急患診療所も充実
港南区休日急患診療所などの機能を持つ港南区医師会館が耐震化などを目的に建て替えられ、4月14日には関係者を招いて内覧会が開催された。港南区医師会の山崎具基会長は「地域に利用される施設になれば」と語り、地域の医療拠点として抱負を語っている。
新会館は3階建てで延べ床面積は611・49平方メートルあり、(株)アルファ設計が設計、三共建設(株)が施工した。
1階部分はすべて休日急患診療所となるが、診療室3室と処置室に加え、感染症に対応した予備室も設置するなど、旧会館時と比べ、機能が充実した。また、2階部分は医師会事務局と訪問看護ステーションと介護支援ステーション、3階部分は最大100人規模のホールとなっており、公開講座なども計画するという。
14日の内覧会には医師会、行政関係者のほか、連合自治会町内会長、市会・県議会議員など多数が参加し、新会館を見学するなど、賑わいをみせていた。
建て替えは悲願
1978年に完成した旧会館は、川を埋め立てた立地であったことから地盤沈下もあり、建物に亀裂が入っていたという。耐震強度についても96年の検査で全面補強が必要と判定されていたため、人命を守る意味でも建て替えは喫緊の課題だった。そのため、同医師会は横浜市と調整しながら、建て替え計画を進め、市の補助金だけでなく、大部分の建設費を自ら拠出し、完成にこぎつけた。
新会館は災害時に医療救護拠点としての役割も想定している。山崎会長は「今後は震災時の対応マニュアル作りや体制作りを進めたい」と意欲を語ったほか、「地域の方々に利用される施設になれば。休日に病気でお困りの際は受診を」と呼びかけていた。
休日の診療は
休日急患診療所の診療時間は従来と変更はない。
診療時間は日曜、祝日、年末年始の午前10時から午後4時(受付は15分前)まで、内科と小児科の医師が診察を行う。薬剤師もいるほか、月に1度程度は耳鼻咽喉科の医師も加わる。港南区港南中央通7の29、【電話】045・842・8806
![]() 挨拶する山崎会長
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