新人議員による市政報告【18】 一般質問で市政を前進 公明党横浜市会議員団 安西ひでとし
昨年12月に横浜市会で一般質問を行いました。林文子市長らに市政の課題や問題の対応策などを聞きましたので、ご報告します。
横浜市の人口推計では2025年に65歳以上の高齢者が100万人となり、人口に占める割合は25%になる見込みです。高齢化が進む状況で、高齢者の方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けていけるような環境整備は重要です。その観点から言えば、高齢者が外出しやすいように支援していくことは地域交通としての位置付けだけではなく、福祉政策としても重要なことです。
そこで、地域交通分野と福祉分野は一体的に取り組んでいくことが必要だと考え、林市長に見解を質問しました。
林市長は、市の交通政策を議論する交通政策推進協議会で、地域交通の担い手と福祉や交通の関係者による部会を設立し、今後の地域交通のあり方を議論し、その成果を現在見直し中の「横浜都市交通計画」に反映していくと答弁。地域交通分野と福祉分野が協力する体制となったことで、高齢者に優しく、移動しやすい交通の実現に向けて一歩前進できたと考えています。
便色カードの活用推進
出生9000人に1人の割合で発症する胆道閉鎖症は、新生児・乳児の肝臓から腸へ胆汁を排泄できなくなる病気です。放置すれば死に至る病気ですが、便の色で異常に気付くことができ、早急な手術で生存率を高めることができます。
そこで公明党は国に働きかけ、母子健康手帳に「便色カード」を今年度から綴じ込み、便色異常に気付けるような体制を整えました。今後は活用法を啓発していく必要があると考え、林市長に方針を質問しました。
林市長は母子健康手帳交付時や新生児家庭訪問時に便色カードの説明や確認をするほか、今後は母子健康手帳の記録ぺージに便色確認のチェック項目を追加するなど、便色カードの活用について一層の啓発を強化する方針を答弁しました。これからも命を守る政治を実現していきます。
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