市立丸山台中学校(川口潤一郎校長/478人)の吹奏楽部が、10月12日に富山県で行われた「第13回東日本学校吹奏楽大会」に初出場し、見事金賞に輝いた。少人数編成の部門では最高峰の同大会で、同部は創立32年目の快挙を果たした。
同部がこだわってきた「丸中サウンド」は「とにかく音量があって華やかな、少人数でも迫力を感じさせる音」と顧問で指揮者の根岸実由教諭(32)は話す。練習では音の響きにくい屋外で音を出すなど、迫力ある音作りに取り組んできた。
今年度、部員数44人の同部は、30人以下で自由曲のみを演奏する「B編成」部門でコンクールに出場。50人以下の「A編成」部門と違い、同部門には全国大会がなく、東日本大会、西日本大会がそれぞれ最高の舞台となっている。
同部が選んだ曲は、O・レスピーギ作曲の交響詩「ローマの祭り」の第1楽章、第4楽章。「一般には高校生の50人編成で演奏されるような曲で、音量、技術ともに中学生には難しい」と根岸教諭は話す。「でも丸中らしさが出せる曲で、少人数でもこんな音が出せるんだと聴く人に感じてもらう演奏を目指した」
目標のその先へ
パーカッションを担当する部長の若狭はるなさん(3年)は、中学1年の9月に入部し、昨年初めてのコンクールに出場。同部の目標はどんな大会でも「金賞バンド」になることだった。市大会では目標の「金賞」を獲得したものの、県大会では「銀賞」にとどまり、同部の過去の最高成績でもある東関東大会出場はならなかった。
悔しさをばねに、今年は東関東大会を目標にすえ、曲も昨年12月には決めた。従来の練習を踏襲しつつも、休日の練習時間を増やし「限られた練習時間を無駄にしないようにとの意識も高くなった」(根岸教諭)。
念願の東関東大会では「力みすぎた」(若狭さん)と振り返るも金賞で突破。続く初出場の東日本大会でも金賞に。「大きな舞台だったけど、丸中らしい演奏ができた。学校の歴史を塗り替えられたのは誇らしく、一生心に残ると思う」と若狭さんは喜びを語った。
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