横浜市立上永谷中学校(北見俊則校長)が10月31日に創立50周年記念式典を実施。会場には全校生徒に加え、100人を超える関係者が集い、半世紀の歩みと新しい門出を祝福した。
式典は生徒が見守る中、二部構成で実施。同校PTAによる実行委員会(斉藤貴茂実行委員長=今号人物風土記で紹介)主催の一部では、学校関係者からのあいさつや地域住民ら来賓による祝辞が伝えられ、粛々とした雰囲気で行われた。
冒頭であいさつした斉藤実行委員長は「3年間、勉強や部活に頑張っている中で、時々上中から空を見上げておいて、いつか心の景色としてこの地で育まれたことを思い出してほしい」と生徒たちに熱く語った。
北見校長は「『上中大好きな仲間たちの大きな輪をつくる』という記念行事目標の通り、今日は上中を愛してくれている人が多く集ってくれた。これからも地域の力を学校に取り入れ、共に歩んでいきたい」と喜びと感謝を伝えた。
生徒会主催の二部は生徒会メンバーが司会を務め、50年にわたる上中の歴史と1年間の行事を生徒手作りのスライドショーで紹介。全校生徒の共同制作「モザイクアート」も披露され、盛り上がりを見せた。
最後には吹奏楽部による演奏も。50周年を祝し、校歌を主題にした祝典行進曲と、”出発”をイメージし、列車が走り出す効果音も取り入れた曲が演奏され、会場全体が聴き入っていた。
生徒代表としてあいさつした生徒会長の山内大空(おおぞら)君(3年)は「『未来に向けて』のメッセージ」として、「100周年でもこの場にいられたらいい。日進月歩のごとく、前進していきましょう」と生徒たちに力強く呼びかけた。式典終了後、山内君はこれまでを振り返り、「準備は大変だったが、生徒会メンバーがそれぞれの得意分野を生かせたと思う。これから先も、生徒みんなが得意なことを生かせるきっかけをたくさん作っていける学校になれたらいい」と希望を語った。
午後1時からは上中に関係する地域住民や元職員らを招いて祝う会も開催。改めて上中の紹介もなされ、参加者は飲食を楽しみながら懇親を深めていた。
大同窓会も
全卒業生を対象にした大同窓会も当日、上中同窓会(中村栄一会長)の主催で開催。会場となったロイヤルホールヨコハマには170人余りの卒業生が集い、各期ごとに集まっては写真撮影や思い出話に花を咲かせていたほか、最後には校歌の合唱も行われた。
中村会長は上中の1期生で、会長には2011年5月に就任。同窓会組織をまとめ、きりのよい50周年の節目に大同窓会を企画することを思いつき、準備を重ねてきたという。
中村会長は開催にあたって連絡網の弱さを実感したと言い、参加者を前に「これを機に各期の幹事らを中心に連絡網を充実させてほしい」とあいさつ。参加者に「上中の発展とともに、同窓会も活発化していきたい」と呼びかけていた。
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