横浜市会議員 こしいしかつ子 動物と暮らせる社会 〜わが街栄区で様々な命と〜
一昔前、動物に関する課題は、飼い主のマナー違反や野良犬猫“駆除”等、価値観が対立する構図が多くありました。近年この傾向は弱まり、動物と人間の真の共生が施策の主となり、例えば横浜市では地域猫の不妊去勢手術補助(上限5千円)やマイクロチップ装着推進により迷子や放置を防いで飼い主のいない犬猫の頭数を減らし、併せて里親探しも民間団体や獣医師の皆様のご協力により進めています。
ペットとの共生は命をつなぐリレー
高齢者が年齢を考え動物との暮らしに踏み出せないことも課題です。栄区でも飼い主の万一に備えてあらかじめ次の飼い主を決めておく「バトン方式」で道が拓けた事例があります。ブリーダーや動物病院が関わることで「見守り」や在宅支援となっています。制度確立のためにはペットにかかるお金を生前に預託する仕組みなども必要です。
時代とともに変わる「命のとらえかた」
命の尊厳は普遍ですが、時代によって常識は変わります。大災害時は横浜市では原則「同行避難」です。地域防災拠点で動物を伴った避難訓練をさらに実施し課題を洗い出すこと、「栄区にドッグラン」など模索、取組を進めます。動物との共生は人間優先でも動物優先でもなく、生物多様性への深い理解の上で全体のバランスと個の尊重が重要です。常にどんな命も大切にする社会が、子供たちの心を育て差別やいじめのない社会を創造します。皆様のご意見お待ちしています。
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
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