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港南区・栄区 文化

公開日:2018.07.12

港南区在住桂歌助さん
「横浜で1番の落語家」
弟子から見た歌丸さん

  • 歌丸さんを囲む弟子たち(右から2人目が歌助さん)=2006年4月撮影・歌助さん提供

 「『褒めるやつは敵だと思え、叱る人は味方だと思え』と教わりましたが、まぁ厳しい師匠でした」。そう振り返るのは、港南区在住の落語家・桂歌助さん(55)。テレビ番組「笑点」などで人気を集め、2日に81歳で亡くなった南区出身の落語家・桂歌丸さんの二番弟子だ。

 歌助さんは東京理科大学在学中の1985年に歌丸さんに入門して落語家としての道を歩み始めた。その後、歌丸さんが南区に住んでいた関係で隣の港南区に移り住んだという。区内で歌助さんは、PTA会長をはじめ地域活動に積極的に取り組んでいるが、「今ある地域の人たちとの縁も、女房との縁も、そのすべては歌丸師匠がいたからこそ」と感謝の思いをにじませる。

 落語家が高座に上がる際、客席からは名前ではなく住んでいる地名を呼ばれることが多いという。歌丸さんには「横浜!」との掛け声が上がっていたため、「やっぱり歌丸師匠が横浜で1番の師匠」と歌助さん。「師匠にはやり残したことも多いと思うが、弟子たちで引き継ぎ、師匠よりも面白いものを追求していきたい」と力を込めた。

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