港南区大久保の「つばさ保育園」(大井和子理事長)が移転し、新園舎のお披露目の式典が18日に開かれた。地元住民や関係者、同園の職員ら約100人が参加し、念願の完成を祝った。
施工を手掛けたのは、根本建設株式会社(港南区芹が谷/根本雄一社長)。設計は株式会社白川設計(中区/白川幹社長)ツーバイフォーの木造2階建てで床面積は491・85平方メートル。園庭は215・82平方メートル。屋根にトラス構造を用いたことで大きな室内空間を生むことができたという。
同園を運営するのは「特定非営利活動法人きずなの会」。1994(平成6)年に保育が必要な保護者8組で任意団体を発足し、共同保育所を設置したのが始まり。97年に横浜保育室に認定され、2011年には分園を設置した。港南台つばさ保育園の運営も行っている。
式典であいさつに立った大井理事長は「小さな認可外保育室からスタートし、当時は今とは違い、保育園が少なく、貸してくれるところも少なかった」と振り返り、「これまで協力してくれた人のおかげ」と参加者に感謝の念を示した上で「私たちに出来ることはないか、と考え続けてきた。保育の目標は子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うこと。その目標に向かってこれからも歩み続けていきたい」と話した。
式典では同園の分園を自宅に併設し、運営を支援してきた田野井一雄市議もあいさつ。設計・施工に携わった根本社長と白川社長には感謝状が手渡された。
根本社長は「建物を作るのは私たちの役割ですが、そこに魂を入れるのは職員の皆様。いつまでも地域から愛される建物になるといい」と話した。
![]() 大井理事長
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![]() 地元の支援者らに見守られ、盛大にお披露目式が行われた
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