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港南区・栄区 社会

公開日:2019.05.30

はしかの報告が増加
4月下旬から8人

 横浜市内ではしか(麻しん)の感染が増加している。市が23日、流行情報を発表した。4月中旬までは海外で感染した事例だけだったが、4月下旬から海外渡航歴がない患者の報告が増加しているという。

 4月以降、8人(5月22日時点)が感染し、感染源や感染経路は不明。5人は世界的に流行しているB3型で、2人は検査中という。

 はしかは感染力が非常に強く、せきやくしゃみなどの飛沫に直接触れたり、空気中に放出されたウィルスを吸い込んだりすると感染する。免疫がない人が感染するとほぼ100%発症するという。

 はしかの予防には、2回の予防接種が必要とされる。市は、母子手帳などで「過去にはしかにかかったこと」または「過去に2回の予防接種を受けたこと」があるが確認できない人は医師に相談した上で予防接種を受けるようすすめている。

 発熱や発疹など感染を疑う症状が現れた場合は▽必ず事前に医療機関に電話連絡の上、指示に従い受診する▽受診時は周囲への感染を防ぐため、マスクを着用し、公共交通の利用を避ける――ことを呼びかけている。

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