国際交流ハーティ港南台の会長を務める 三村 紀子さん 栄区在住 79歳
外国人を「言葉」で支える
○…港南区に住む外国人との国際交流や生活に関する情報提供などをボランティアで行う「国際交流ハーティ港南台」の代表を務める。バスツアーやハイキングなどの親睦行事のほか、生活に必要な日本語会話の学習を行い、外国人を手厚くサポートしている。慣れない国での生活は習慣や言葉の壁で不安になることも多い。「少しでもそんな人たちの役に立てたら」と話す。
○…初代の代表が病院で日本語が不自由な外国人に付き添い、医療面での外国人支援の必要性を実感したことから設立。その後は皮膚科や内科、歯科など、18言語に対応した問診票を作成した。インターネットから誰でも利用できるようになり、現在では月に約2万件以上も利用されている。「問診票の改良や管理、言語の要望にもなるべく応えている。大変だけどやりがいがある」
○…長野県生まれ、東京育ち。父親は海外との貿易関係の仕事をしていたことから外国の文化や製品に触れる機会が多かった。結婚後は夫の転勤で3年ほどパリへ。慣れないフランス語で困っていると「子どものおもちゃを譲ってくれたり、現地の人たちが優しくサポートしてくれ、温かさを感じた」。帰国後は私立高校の英語教師を務め、退職後にハーティへ入会した。「もらった親切を返していけたらうれしい」と微笑む。
○…「日本語を教える側も勉強が大切」と自身も教本を見ながら勉強をしている。「日本人でも意識しない文法や言い回しなどさまざまな発見があり楽しい」と笑う。「言語を楽しむために」と英語とフランス語もラジオ放送を使って勉強を続けている。「言語は言葉だけではなく文化も学べる」という言葉を胸に、今後も外国人の生活を言葉で支えていく。
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