住民が地域課題解決のための施設整備に関する提案を行い、市が助成をする「まち普請事業」の2次コンテストが今月25日に行われる。港南区内からは集会所やコミュニティカフェの設置に向けた2提案が審査される。
同事業は住民が主体となって地域課題に関する提案をすることにより、地域の実情に合ったまちづくりの実現をめざすもの。今年度は市内各地域から12の提案があり、6提案が1次の公開審査を通過した。25日に行われる2次コンテストには5提案が臨み、選考されれば最大で500万円の助成が受けられる。
港南区内からは2つの提案が2次コンテスト通過を目指している。日野南地域の「コミュニティカフェの新設」と港南台地域の「たかのす公園集会所建設整備計画」だ。
住民が集える場所を
日野南地域でコミュニティカフェの設置を目指しているのは「みんなが繋がる憩の家 icocca(いこっか)作り隊」で、3年ほど前にPTA活動で知り合った池田邦子さんと鳥海知恵子さんを中心に活動している。飲食店だった店舗を改装してキッチンの整備やトイレのバリアフリー化を行い、誰もが集える居場所を整備するという。
きっかけは子ども会の代わりに2人が立ち上げた「そうだ!何しよう会」での活動。住宅街の広がる同地域には地区センターなどがなく、各種イベントの企画を続ける中で「誰でもいつでも行けるような常設の居場所を作りたい」との思いに至ったという。
一方、港南台地域ではたかのす自治会のメンバーが中心となり、地域の関係者なども巻き込んで集会所計画チームを発足。集会所は自治会が発足してから40年来の念願だったが、用地の問題などをクリアできず今日まで実現に至っていない。
都市公園法の改正などを受け、公園内に建築面積50・5平方メートルの集会所を建設するという今回の提案について、メンバーの仲谷利理さんは「公園内なので、市に認めてもらえるような公共性や地域性のある提案でないといけない。コンテストでもしっかりPRできれば」と思いを語る。
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