横浜市役所の新庁舎が6月29日、全面供用を開始した。4月から段階的に引越しが行われ、関内駅近くにあった市庁舎は馬車道駅近くに移転し、地上32階建ての高層ビルに生まれ変わった。
1、2階部分には商業施設「ラクシス フロント」がオープンし、先行して1階の「スターバックス」や2階のすし・そば店「海風季」など5店舗が開店。レストランなど残りの14店舗は夏ごろに開店予定。
南側に新改札
新庁舎全面供用にあわせ、JR桜木駅の新改札「新南口(市役所口)」が6月27日に供用を開始した。また同日、改札直結の商業施設「CIAL桜木町ANNEX」と「JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町」もオープンした。
「CIAL―」には、5つの専門店が集まるフードホール「KITEKI」やスーパー「成城石井」などが出店した。さらに1階には、桜木町駅が日本最初の鉄道駅であることにちなみ、旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」として110形蒸気機関車や中等客車(再現)、ジオラマなどが展示されている。
また新南口と市庁舎とをつなぐ歩行者専用の「さくらみらい橋」も開通した。駅から北仲通地区、野毛エリアの回遊性が向上した。橋は全長約232mで、通路部分には屋根が設けられている。
周辺では一部店舗のみが先行オープンしていた商業施設「北仲ブリック&ホワイト」が6月25日に正式開業。新しい横浜の表情に注目が集まる。
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