昨年改正施行された食品衛生法が今年6月に完全施行となるのを前に、港南区食品衛生協会(西尾三千代会長)は会員への制度周知に力を入れている。今回の施行で「HACCP(ハサップ)」という考え方に基づく衛生管理が義務化されるため、飲食店を営む会員の関心が高まっている。
工程を徹底管理
ハサップとは衛生管理の国際的な手法で、食品の製造や加工、調理、提供といった「工程」を管理することで食中毒などの事故を防ごうというもの。具体的には、各事業者が施設・器具の消毒や食品管理方法などを「衛生管理計画」として作成した上で実施し、記録を残すことが義務付けられる。改正食品衛生法では原則として全ての食品等事業者が対象となる。
港南区食品衛生協会では飲食店に向け、3年前から制度周知のための勉強会に取り組んできた。3月19日の食品衛生責任者指定講習の場でも外部講師を招いて改めて会員の制度理解を深めた。
西尾会長は「新しい制度で難しさもあるが、食の安全のために各店がこれまでも取り組んできたことをより徹底するというもの。コロナのことで大変な中だが、誠実に準備を進めてくれているお店が多い。協会としてもサポートしていきたい」と話した。
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