3期目議員による市政報告 115 複雑化する教育現場の課題解決へ 公明党横浜市会議員団 安西ひでとし
予算第一特別委員会が3月2日に開かれ、教育関連の施策について質疑いたしました。抜粋整理して報告します。
不登校、支援拡充へ
横浜市における不登校の児童生徒は増加傾向にあり、令和元年度末で5852人とされます。その背景・要因は百人百様であり、一人ひとりに寄り添った支援が必要です。行政だけでなく、民間との連携など重層的な支援が必要であり、中長期的な視点での取組の必要性を訴えました。
これに対し、教育長は「特別支援教室などを活用した支援の充実、オンライン学習教材を活用した家庭学習支援、学校側のフォローアップ支援の充実を図る」との考えを示しました。
地元の中学校では不登校児童生徒支援員の方が熱心に支援している様子を視察しました。学校一丸で支援できるよう、環境整備を求めました。
ゲーム障害・ネット依存
WHOが「ゲーム障害」を病気と認定してから間もないこともあり、保護者と子どもたちにゲーム障害を正しく理解してもらう必要があります。実態調査も行なわれましたが、この根深い課題に対し、横浜市が国に先駆けて施策を推進するよう求めました。
これに対し、副市長は「教育委員会だけでなく、関係局や関係機関と連携して世代ごとの啓発の充実、医療などの提供、相談体制の整備など、国の動向を踏まえながら横浜市としての施策に取り組みたい」と答弁しました。
そのほか質疑では、複雑化する学校での課題解決に取り組むスクールソーシャルワーカーの皆さんがさらに活躍できるよう、環境整備と正規職化を求めました。また業務が膨らむ教職員の負担軽減のため、外部に委託するアウトソースの活用の必要性も訴えました。
複雑化する社会背景とともにこのコロナ禍で教育現場では様々な課題が浮かび上がっています。子どもたち、そして現場の声にしっかりと耳を傾け、施策づくりに取り組んでいきます。
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