港南区の笹下中学校(山岸隆夫校長)で3月23日、アフリカのルワンダで義肢支援を続けるルダシングワ真美さんのオンラインでの講演会が開かれた。
講演会は当初、1年前に同校で開かれる予定だったが、新型コロナの影響で中止となっていた。このほどインターネットを活用したオンライン講演会が実現し、講師と代表生徒とのやりとりを全校生徒約400人が各教室で見守った。
「やりたいならまず行動」
茅ヶ崎市出身の真美さんは1989年、ケニア留学時にのちに夫となるルワンダ人のガテラ・エマニュエルさんと出会った。ガテラさんのためにと、帰国後の92年から戸塚区内の義肢製作所で技術を身につけ、ルワンダに渡ったという。真美さんはルワンダ政府と交渉し、義肢製作所のための土地の使用を許されたが、レンガを使った手作業での製作所づくりから始めたという。
その後、真美さんは活動を広げていき、現地の人にも技術を伝えながら1万人以上に義肢を無償提供してきたといい、講演会では活動のきっかけからこれまでの経緯について語った。
生徒から「どうしたら自分のやることに自信がもてるか」と質問を受けた真美さんは「いつだってこれでいいのか、自分でいいのかと迷うことはある。けれど、やりたいことはまずやってみるべき。だめなら違うことをするか、それでも意地を張って頑張ってみるか」と答えた。
笹下中の代表生徒は「人の役に立ちたいという思いだけで、行動してきた真美さんの気持ちの強さや、国を越えて難しい状況でも人と力を合わせて成し遂げてきたのがすごいことだと思う」と感想を話した。
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