港南中学校の陸上競技部が7月18日、三ツ沢公園陸上競技場で行われた「第67回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会」の女子4×100mリレーで優勝し、全国行きを手にした。港南中は一昨年にも県で優勝し、昨年は大会が中止だったため、同競技では2大会連続の県制覇。8月18日から茨城県で行われる全国大会に出場する。
同競技に出場した港南中のメンバーは、吉田茜さん(2年)、三枝木結衣さん(1年)、三橋優亜さん(3年)、三ヶ尻実悠さん(2年)の4人。予選タイム上位8チームが決勝に駒を進め、港南中は決勝を50秒26のタイムで駆け抜けて1位に輝いた。
陸上競技部の部長も務める三橋さんは「いろんな大会が中止になったので、自分たちの実力を計れないのは不安だった。全国の舞台ではベストタイムで入賞を目指したい」と思いを語った。
学年越えて仲良く
顧問の古田実教諭によると、港南中陸上部はこれまで全国大会でもリレー競技の実績が多いという。そのため、「部員たちにもリレーは負けられない、という特別な伝統が代々引き継がれている気がします」と古田教諭は話す。
今夏のメンバーは4人中、2人が2年生で1人は1年生という異例の構成。だが吉田さん、三枝木さんは県大会中100m走の学年別でそれぞれ県2位となるなど、実力は折り紙付きだ。県大会で第1走者を務めた吉田さんは「フライングをしたら失格、という緊張感はいつもあるけれど、思いきり走ることができた」と振り返る。
また1年生の三枝木さんは昨年度、小学校生活最後の大会がコロナの影響でなくなってしまったため、「こうしてまた大きい舞台に出させてもらい、まずは開催自体に感謝の気持ち」と話した。
チームをまとめる三橋さんは「みんな明るくて仲が良い。最後までバトンパスの速さと美しさを追求したい」と笑顔を見せた。古田教諭は「全国大会ではさらに上がいる。若いチームなので来年以降も見据えて、良い経験になるようベストを尽くせたら」と話した。
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