港南区の市立日野中央高等特別支援学校(村山小百合校長)の卒業生、戸塚翔也さん(18)がこのほど閉幕した「東京2020パラリンピック」の聖火ランナーを務めた。9月15日、パラ聖火リレーのサポーティングパートナーとして走者を応援するENEOS(株)社員らが来校し、聖火リレーと同じトーチを同校へ寄贈した。
社会人1年目の戸塚さんは、横浜市内の会社でガソリン計量機を作る仕事に就いている。本来であれば、陸上部部長の同校3年時にパラ聖火リレー走者として、参加する予定だったが、コロナ禍で1年延期となった。
8月21日、東京都の葛西臨海公園で行われた聖火リレーに参加した戸塚さんは「こういう機会はなかなか得ることができない。緊張したけど無事に走れて良かった」と振り返った。当日、会場にいた母親の尚子さんは「(翔也は)自身を持って何かをするということが難しい。一生に一度のことで、笑顔で走る姿を見ることができて良かった」と話した。また、陸上部顧問で戸塚さんと3年間走ったという圓谷直久教諭は「少し恥ずかしそうに手を振りながら走る姿やインタビューを見て、彼の誠実で謙虚な人柄が伝わった。この経験をこれからの人生につなげていってほしい」と期待を込めた。
トーチ贈呈式が15日に行われ、ENEOS(株)根岸製油所の原敬所長から村山校長へ本体約1kgのトーチが手渡された。
原所長は「トーチを見るたびに(パラ聖火リレーを)思い出してもらえれば」と伝え、村山校長は「卒業生が聖火リレーに関わってくれたことで生徒や職員がオリ・パラの意義を理解し、共生社会の実現に近づくといい」と語った。
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