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港南区・栄区版 公開:2022年2月17日 エリアトップへ

【Web限定記事】桜岡小学校 5年生ら考案 『笑顔満開‼さくらおカレー』完成 民学連携でレトルト作成

教育

公開:2022年2月17日

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カレーをPRする5年生児童ら関係者
カレーをPRする5年生児童ら関係者

 市立桜岡小学校(後藤俊哉校長)の5年生児童らが考案したレトルトカレー『笑顔満開‼さくらおカレー』がこのほど完成した。2月8日、同小学校体育館で商品パッケージのお披露目会が開催された。初披露された商品に、5年生児童は喜びの声をあげた。

 小学校と連携したのは、学校の目の前にあるカレーの老舗メーカー「交易食品(株)」と桜岡小学校卒業生の蛭川由之介さんがオーナーを務める飲食店「スパイシーモンキーズ」など。蛭川オーナーは以前からレトルトカレーの商品化を検討しており、交易食品(株)の玉田隆裕さんに相談していた。そこで、児童生徒の望ましい勤労観、職業観や地域貢献意識を育むことを目的とした市が進める『はまっ子未来カンパニープロジェクト』を活用し、桜岡小と地元企業がタッグを組んで『レトルトカレー』の商品開発を行うことになった。

 5年生児童らは、玉田さんや蛭川オーナーを招き、カレーの歴史やスパイスの話などを通じ、どのようなカレーを作っていくのかを学年で話し合った。その結果、アレルギーがある人でも食べられるカレー、みんなに好まれる味、子どもから高齢者まで食べられる辛すぎない味、野菜などがしっかり入ったカレーを作ることになった。アレルゲン特定原材料28品目の中で、鶏肉のみを使用した低アレルゲンカレーを考案。そして、じゃがいも、ニンジン、たまねぎ、トマトをふんだんに使用した甘口だけどスパイスのきいたレトルトカレーが完成した。商品パッケージには、小学校のキャラクター『さくらんもちくん』『さくらんまる』に加え、桜の花びらなどが描かれている。

 8日のお披露目会で、商品が登場すると5年生児童は喜びの声をあげた。また、当日の様子はオンラインで共有され、体育館にこれなかった児童も参加した。お披露目後、児童らは最終的な箱詰め作業を関係者らと実施した。

 蛭川オーナーは「たくさんの人の協力のもと、素晴らしいカレーに仕上がった。桜岡らしい素敵なパッケージに卒業生としても感謝している」と喜びを口にする。また、玉田さんは「子どもだけでなく、上大岡に住んでいる人にも笑顔になってもらえる商品が完成し、感無量」と話す。

 桜岡小学校の髭白梨香教諭は「レトルトカレーの商品開発を通して、地域のたくさんの方とのつながりを感じ、感謝をしている」とし、後藤校長は「上大岡を知り、まちの人の力を借りながら、まちの人たちのためにみんなが笑顔になるカレー作りができたことは大きな経験であり、本校が大切にしてきた『つながり力』『やり抜く力』が育まれたことは大きな成果である」と語った。

 レトルトカレーは1箱580円(税込)で3月1日からスパイシーモンキーズ(【電話】045・516・6112)などで販売予定。メールはspicymonkeys.h@gmail.comまで。

低アレルゲンのさくらおカレー
低アレルゲンのさくらおカレー
児童による箱詰め作業
児童による箱詰め作業
商品パッケージ表
商品パッケージ表
商品パッケージ裏
商品パッケージ裏

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