認定こども園移行から10周年を迎えた関東学院のびのびのば園園長を務める 仲程 剛さん 港南区在勤 63歳
「喜び見つける人生に」
○…幼稚園と保育園の機能を併せ持つ幼保連携型認定こども園に移行して10年。「ようやくこども園という存在が認知されてきた。次のステップとして園のカラーを打ち出していく時期なのかな」。園の役割として子育て支援と、それによる地域活性化をあげる。「この先園長が変わったとしても、継続して地域と連携し続けられるような土台作りをしたい」
○…沖縄県出身。父の仕事の影響で県内を転々とした学生時代。印象深いのは、中3の文化祭で取り組んだ演劇。役者、演出、音響など各々が持ち場をこなし、一つのゴールに向かう楽しさや充実感に目覚めた。学校が楽しかったこともあり「いずれ学級運営を」と教員を志す。大学で学びを深め、特別支援学級の担任兼理科教員として泉区内の学校に赴任し教員生活をスタートさせた。
○…特別支援教育に携わる中、卒業式で「自分はどれだけのアドバイスや教育をして社会に送り出せただろうか」と自らの無力さに涙したことも。その際の「まだやりきっていない」との思いが教育への熱意をより強くした。その後、特別支援学校校長、市教委の特別支援教育相談課などで経験を積み、その実績とクリスチャンであることを買われ2021年、園長に就任した。
○…座右の銘は聖書の一節の「いつも喜んでいなさい」という言葉。「どんな時、どんなところからでも喜びを見つけ出せる人生を歩んでほしい。自身にも言い聞かせているし周囲にも常々言っています」。今後は地域の人材発掘や、保護者たちが雑談や情報交換できるような「子育てカフェ」の開設も模索中だ。「地域とのつながりは園の財産。協力して新しいものを生み出していければ、それは必ず園の保育にも返ってくる」
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
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