栄区で造園・土木業などを営む石井造園(株)(石井直樹代表取締役)がこのほど、栄区内の小学校に通う児童を対象とした「SDGsオリジナルコースターコンテスト」を実施した。特別賞に選ばれた5点に対し18日、栄区役所で表彰状が授与された。
コンテストは「風水害等で発生した伐採材を役立て、子どもたちに向けてSDGsについて啓発する取り組みができないか」との思いから同社が実施しているもの。
伐採材を使用したコースターにSDGsや地球温暖化などをテーマにした絵や文字を自由に描き応募するコンテスト。今回は栄区内14の市立小学校のうち9校の4、5年生児童が参加。計626作品の応募があった。
コースターは社内審査を経て56点まで絞られた後、後援の栄区役所や横浜市社会福祉協議会、横浜市教育委員会、(株)タウンニュース社の審査員が参加し優秀作品を選出。14作品が入選し、そのうち5作品には各審査員から特別賞が、9作品には優秀作品賞が贈られた。
「未来への宿題もらった」
最優秀賞の石井造園賞に選ばれたのは岡野沙織さん(豊田小・5年)の作品。地球を模したデザインに伐採材のひび割れを利用し笑顔を表現した。岡野さんは「木の構造を生かし、環境にいいことを思い浮かべて作った」と振り返った。
栄区長賞には後藤佳歩さん(飯島小・5年)の、大木の周囲に動物が集まる姿を描いた作品が選出。栄区の豊かな自然を感じるデザインと「当たり前を大切に」という標語が評価され受賞に至った。後藤さんは「身の回りのものを当たり前と思わず、明るい未来を目指したい」と語った。
校長会賞には稲垣彩煌さん(庄戸小・5年)の、天秤をモチーフにしジェンダーをテーマにした作品が選ばれた。環境に関する作品が多い中、SDGsを広くとらえて表現したことが評価された。稲垣さんは「木に絵を描くという新しい体験ができた」と話した。
社会福祉協議会会長賞に選ばれたのは柳沢梨華さん(豊田小・5年)の作品で牛がげっぷをする様子などが描かれたもの。「牛のげっぷに含まれるメタンが温暖化につながる」という、学習で得た知識が反映されている。柳沢さんは「明るい未来と暗い未来の両方を表現した」と話す。
タウンニュース賞には清水明日香さん(千秀小・5年、当日は欠席)の、伐採材の色合いを照明に見立てたデザインの作品が入選した。
取り組みについて石井代表取締役は「子どもたちのSDGsへの理解が深く驚いた。作品を通じて子どもたちから未来にに向けての宿題をもらった気がする」と話した。入賞作品は4月2日(日)まで、栄区社会福祉協議会の掲示板に展示される。
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