神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2023年9月7日 エリアトップへ

がん征圧月間特別インタビュー 「子宮頸がんは予防できる」 取材協力/横浜市大附属病院

社会

公開:2023年9月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
「子宮頸がんは予防できる」

 本紙では9月のがん征圧月間にあわせて(公財)かながわ健康財団 がん対策推進室の紹介で女性特有の「子宮頸がん」に詳しい横浜市立大学附属病院産婦人科の宮城悦子部長に特別インタビューを行った。

 ―子宮頸がんについて教えてください。

 「国立がん研究センターのデータによると、子宮頸がんによる死亡者数は増加傾向にあり、日本では毎年、約1・1万人の女性がかかる病気で約2900人の方が命を落としています」

 ―子宮頸がんの原因を教えてください。

 「子宮頸がんの95%以上が性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。一生で6〜8割の女性が何らかのHPVに感染すると推定されています。ですので性交渉の経験のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性があるということなんです」

 ―予防の対策は?

 「基本的にはワクチン接種と検診で子宮頸がんが予防できると考えます。日本では2013年以降中止していたHPVワクチン接種の積極的勧奨を、昨年4月から再開しています。また、今年4月にはこれまで無料の公費で接種可能だった2価、4価に加え『9価HPVワクチン』も公費で接種できるようになりました。ワクチン接種が進むスウェーデンでは17歳以前にワクチン(※4価)を接種すると子宮頸がん罹患リスクが約90%減少したとのデータもあり、性交渉開始前にワクチン接種することが望ましいとされています」

 ―ワクチン接種を家族間でどのように子どもに伝えればよいですか。

 「小学生であれば『子宮が無くなると赤ちゃんが産めなくなるよ』とし、中・高校生の子には『性交渉をする前にワクチンを打って自分の身体を守ろうね』と話せばよいと思います。また、ワクチンの定期接種の対象年齢(小6〜高校1年相当)の間に接種を逃した平成9年度生まれから平成18年度生まれの女性を対象に国がキャッチアップ接種(無料)を行っていますので、是非、検討してみてください」

「子宮頸がんは予防できる」-画像2

港南区・栄区版のローカルニュース最新6

横浜市「エシカル消費プレゼントキャンペーン」実施中

横浜市「エシカル消費プレゼントキャンペーン」実施中

ビールや菓子セットなど83人に

12月27日

栄区民ロードレース大会

3月30日 野七里で

栄区民ロードレース大会

2月23日まで参加者募集中(先着順)

12月26日

芝生でゆっくり過ごす

港南区 日野中央公園

芝生でゆっくり過ごす

12月26日

大貫さん(相武山小6年)らが横浜南税務署で一日署長に

横浜市港南区

大貫さん(相武山小6年)らが横浜南税務署で一日署長に

模擬決裁などを体験

12月26日

2024年横浜10大ニュース1位はベイスターズ日本一

2024年横浜10大ニュース1位はベイスターズ日本一

過去最多の市民投票で決定

12月26日

今年一番読まれた港南・栄のニュースは?

WEB視聴回数ランキング

今年一番読まれた港南・栄のニュースは?

港南はリュウゼツラン、栄は環状南線

12月26日

ランドマーク税理士法人

相続税申告9,000件超、相続対策、法人・個人の税務顧問で信頼の実績

https://www.landmark-tax.com/

人生100年時代の消費者トラブル対策 参加無料

先着400名 申し込み不要 当日直接会場(港南公会堂)へお越しください 

https://www.yokohama-consumer.or.jp/study/lecture/detail2207.html

<PR>

あっとほーむデスク

  • 12月19日0:00更新

  • 11月28日0:00更新

  • 11月21日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook