市営地下鉄「港南中央駅」出入口すぐにあるバス停留所「港南区総合庁舎前」の乗り場が12月18日(月)から2カ所になる。18日の始発バスから運用を開始。港南区役所担当者は「バスによって乗り場が変わるので注意してほしい」と利用者に呼びかける。
港南公会堂側の港南区総合庁舎前バス停には横浜市営バス、江ノ電バス、神奈川中央交通バスが乗り入れている。
鎌倉街道を南下するバスが平日には約630便停車し、バス待ちの乗客や降車する人、歩行者、駅利用者などが入り乱れているのが現状だ。3者のバスが乗り入れているためバス停直前の交差点「港南警察署前」でバスが複数台連なるなど交通渋滞が発生する時間帯もある。また、歩道には視覚障害者誘導用の「点字ブロック」が敷かれており事故などをさけるためにも同エリアの混雑解消が区の課題でもあった。区担当者は「混雑している状況は過去からずっと続いている。人の往来が激しく、接触や事故のリスクなどもあるので区にとってもよい状況ではなかった」と話す。
そこで港南区役所が2021年度に新たなバス乗り場上屋の設置を事業化。地下埋設管の諸問題などをクリアし、新たなバス乗り場が既設のバス停から約8m先に誕生する運びとなった。
市営・江ノ電前方(新設)
市営バスと江ノ電バスはすべての便が交差点「吉原」方面の前方(新設)の乗り場となる。神奈中バスは交差点「日野立体」を直進するバスは前方で、それ以外のバスは既設の乗り場となる。バス便の割合は新設側が約8割、既設が約2割。
12月18日の始発バスからの運用となる。「バス停の並び方などは運用してみないと状況が分からない。神奈中バスは路線により乗り場が分かれるので注意してほしい」と区担当者は話す。
ベンチ4基設置
港南公会堂前の公開空地にバス乗り場の設置に合わせて4基のベンチも18日までに新設される。バス待ち利用者のために、港南区の(株)高森、(株)八千代ポートリー、(株)京急百貨店、(株)オカザキ、(株)櫻井、ワミレスコスメティックス(株)、横浜港南ロータリークラブ、港南区連合町内会長連絡協議会の6社、2団体からの寄付で新設。
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