横浜市消費生活総合センターは4月30日から、ほりのぶゆき氏による契約トラブルの手口を解説した「ヨコハマ消費生活4コマ漫画」をWEBサイト上にて公開した。パンフレット、ポスターとして市内の公共施設、大学にも配布。同センターのSNSアカウントでも順次公開される。
漫画は週刊誌での連載を持つほりのぶゆき氏が描き下ろしたもの。契約トラブルの手口の発信、未然防止を目的としている。若者だけではない広い世代を対象にするため、テンポが良い4コマ漫画の形を採用。点検商法や定期購入等を始めとした、契約トラブルの定番とも言える8パターンを紹介している。また、漫画の横では詳しい事例を解説。被害に遭わないための注意点も明示している。さらに問い合わせ先を載せることで相談を促している。同センターの魚本一司事務局長は「満遍なく多くの人に読んでほしい」と企画の意図を語った。
定期購入の相談増
市内では2021年度から2022年度にかけて50歳代から80歳代の通信販売による定期購入の相談件数が約2倍に増加。きっかけはSNSによる電子広告が約98パーセントを占める。魚本事務局長は「高齢者はスクリーンショット等で証拠を残しておく手段を知らない。ホームページを見ても疑うのは難しい」と情報リテラシーの低さを指摘。「漫画を読んでもらって、さまざまなトラブルが実際に発生していることを知ってほしい。」と啓発効果に期待を込めた。トラブルの相談は横浜市消費生活総合生活センター【電話】045・845・6666へ。
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