横浜港南台ライオンズクラブ会長に就任した 石川 菜穂子さん 神奈川区在住 57歳
｢情熱｣と｢ゆるさ｣両輪で走る
○…駅前清掃や障害者施設での交流など、地域に根差したボランティア活動を行う横浜港南台ライオンズクラブの会長に就任。約10年ぶり、２度目の舵取りを担う。他クラブの会員数が減少するなか、年々増加している理由は「皆さん友好的で、居心地が良いからかな」。自らを「なんでもオープンな人」と話し、積極的なコミュニケーションを心がける。
○…約16年前に入会を勧められ、活動を始めた。歴代会長やメンバーをサポートすることで、長年クラブを支えてきた。「先輩方がクラブや会社に注ぐ情熱を間近で見てきた」と振り返り、「この良き伝統を次の人たちにつなげていきたい」と力強い。その一方、「ほどほどに適度にゆるくやっていく方が長続きするのよ」と茶目っ気たっぷり。
○…創業65年を迎えたクリーニング店の専務でもある。２代目の夫と20代で結婚してからは、二人三脚で汗を流してきた。当初は本店のみだったが、現在では市内８店舗まで拡大。コロナ禍を機に、花の販売もスタート。こちらも順調だという。これまでの日々を「会社を大きくしたいという明確な目標を持って、やってきた」と胸を張る。しかし、「肩へ力を入れすぎるのは禁物。『なんとかなる』と良い意味で、いい加減さを身に着けてきた」。仕事と格闘しながら自らの人生を輝かせてきた。
○…今期は「ウェルビーイング」をテーマに掲げ、会員の心身の健康に意識を向ける。「心身共に良い状態を保たないと奉仕は続かない」と笑顔。そのためにも、「各自の本業を最優先に考えて、余裕があったらクラブの活動に参加してほしい」と方針を示す。これまでの豊富な経験を総動員し、地域への奉仕を継続させていく。
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