県はこのほど、令和6年の「地価調査基準地価格一覧」を発表した。港南区・栄区で合計31地点の基準地価格の両区における住宅地の最高値は、昨年に引き続き「港南区最戸1の20の20」で、36万8千円となった。
基準値価格は毎年7月1日時点での各地点の価格を不動産鑑定士が判断し、審査や調整後に発表されるもの。今回の基準地は港南区が商業地4地点、住宅地14地点で合計18地点。栄区が商業地2地点、住宅地11地点で合計13地点となっている。
県が発表した港南区の住宅地で最も高額なのは上大岡駅の北側に位置する「最戸1の20の20」で1平方メートル当たり、36万8千円。商業地では「上大岡西1の14の6」で150万円だった。栄区の住宅地では本郷台駅の南西に位置する「小菅ケ谷1の12の15」の31万5千円が最も高く、商業地では「公田町字中耕地497番7(地番)」の30万4千円だった。
平均価格が上昇
港南区の住宅地の平均値は約20万6千円(100の位以下四捨五入)、商業地の平均は約67万9千円(同)。栄区の住宅地の平均は19万7千円(同)、商業地は27万6千円(同)だった。
昨年比変動率の平均は港南区の商業地が6・3パーセント上昇と大きく数値をあげ、それ以外の平均値も港南区の住宅地平均が2・6パーセント上昇。栄区もそれぞれ上昇しており、住宅地が2・8パーセント、商業地が3・8パーセントとなっている。しかし横浜市全体の平均変動率は住宅地が3・4パーセント、商業地が7・4パーセント、それぞれ上昇していることから、市全体で見た時に、価格の上げ幅は比較的緩やかなことが分かる。
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