大規模災害に備えた協力体制構築のため、社会福祉法人信々会が運営する特別養護老人ホームのひぎり園と港南プラザ自治会、西洗自治会は10月18日、同施設で「災害時相互応援協力協定締結式」を行った。
当日はひぎり園の施設長小島陽一さん、港南プラザ自治会長の米村純正さん、西洗自治会長の松本昭彦さんが出席。港南消防署の山口治彦署長の立ち合いの下で、それぞれが協定書に署名した。
大規模な災害に対して、備えの重要性を意識していた同施設が地元自治会に呼びかけ、約1年前から検討して協議を重ねてきた。今後は防災訓練を三者で実施する予定。また災害時には、通常の避難所での生活が困難な地域住民の受け入れ、施設の車両を使用した地域住民の輸送などを想定している。
協定締結に際し、小島施設長は「地域の方と支援しあう、意義のある協定だ」と話した。米村会長は「避難者の支援について悩んでいたので、協定を結べてよかった」と語り、松本会長は「車椅子を使用する人などがひぎり園に避難できるのは心強い」と期待感を見せた。
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