「日下グリーンクラブ」が10月26日、「第45回神奈川県小学生バレーボール大会兼第40回関東小学生バレーボール大会県予選会」で優勝を果たし、関東大会出場を決めた。女子の部での優勝は27年ぶり。
県内の8地域から28チームが出場した同大会。同クラブは12チームが参加する横浜市予選を通過し、トーナメント方式の県大会へ進出した。
初戦のあすなろ(横須賀地域)は練習試合での対戦経験もあるチーム。第1、2セットを連取して勝利した。「きちんと作戦を練ってくるチームだったが、落ち着いて対応できた」と西尾武泰監督は話す。
続く準々決勝の中山ファイターズ(横浜地域)戦では激しい競り合いに。序盤は猛攻に対して受け身になってしまい第1セットからデュースに突入。その後、なんとか勝ち取り、リズムを取り戻し、セットを落とすことなく勝利した。
準決勝では羽鳥バレーボール(藤沢地域)と対戦。相手のサーブによって、調子を崩されるもフルセットの末に破り、緑台ⅤBC(平塚地域)との決勝を迎えた。
最後まで冷静に
序盤は日下グリーンクラブが有利に試合を進め、21対15で第1セットを先取。続く第2セットは一時、7点をリードするも逆転されて第2セットを落としてしまう。西尾監督は「私よりも子どもたちが冷静で、弱気な姿勢を見せなかった」と第3セットに臨む前の空気感を振り返った。その後、14対11で優位に進めるも、デュースに突入。しかし最後は17対15で勝ち切り、優勝を果たした。
「全員がすべてのポジションをこなせるようにしているのが特徴」と話す西尾監督。「6年生にとっては最後の大会。悔いが残らぬように初戦から力を出し切ることが大切」と力強く語った。
キャプテンの栗村珠緒さんは県予選を「ピンチの時もあったけど、チームが1つにまとまって優勝することができた」と振り返る。関東大会に向けては「このチームはまだ強くなれる。自分たちに厳しく、全てを出し切りたい」と決意を述べた。関東大会は11月17日、茨城県で行われる。
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