５年２組の児童と協会会員
港南区や戸塚区、磯子区などの塗装企業から成る神奈川県塗装組合磯子支部（一澤剛支部長）は、このほど支部の地域貢献事業として野庭すずかけ小学校で通学路の壁の塗り直し作業を行った。同校５年２組が総合的な学習で「街をアートできれいに」をテーマに行った活動の一環で担任の尾野真祐子教諭が同支部に協力を呼びかけ実現した。作業は計６日間に渡り13社の職人が参加。約70ｍの壁を青く塗った。また、使用されたペンキは荻野化成株式会社から提供された。
まず、同支部の職人が下地を塗り、その上に５年２組の児童がそれぞれの手形を使って、海をイメージした絵を作成。さらに、当初は同クラスだけの活動だったものが、全校児童にも広がり、職人たちは児童が絵を描く様子を見守った。
年に数回、こうした地域貢献活動を行う同支部。一澤支部長は「悪く見られることもある現場仕事へのイメージを変えたい」と意図を語る。「今回も子どもたちに『現場仕事も楽しい』ということを知ってほしかった」と話した。今回の絵は10年以上持つといい、同クラスの児童は「大人になっても見に来たい」と話している。
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