港南消防署は春の火災予防運動に合わせ5日、横浜市交通局港南営業所でバス火災を想定した訓練を行った。
署員17人と交通局職員5人が参加。バス車内で乗客のモバイルバッテリーが発火したとの想定で、乗員による初期消火、避難誘導、逃げ遅れた客の救出、バスの消火活動の訓練が行われた。春の同運動では慣例的に交通機関での火災訓練が行われることが多いため、交通局との実施を決めたという。
港南署が交通局とバス火災を想定した訓練を行うのは、直近5年では初めて。モバイルバッテリーやリチウムイオン電池からの発火は、普及に伴い増加しており、今回はそうした背景を踏まえた想定となった。
またバス火災は、燃料への引火にも気を配る必要がある。バスの構造などを交通局と消防署員が共有し合うことで、連携の方法などが確認された。
担当者は「意義ある訓練になった」と話した。
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