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【特別企画】港南区で探す「商店街の絶景」
港南区には8つの商店街がある。今回は特別企画として各会長に「商店街の絶景を教えて下さい」と質問。返答からは風景だけでなく、そこで働く人や買い物をする人の人生が見えてきた。
「『Bon Coin COFFEE』のラテアートはどうでしょう」と話すのは丸山台いちょう坂商店街の本間泰輔会長。上永谷駅近くの港南区最大の商店街だ。
そこで、早速訪ねると迎えてくれたのは代表の関場哲雄さん。同じ商店街でケーキ屋を営む傍ら2012年からはコーヒー専門店もオープンさせた。
マシンでエスプレッソを抽出し、その上に泡立てたミルクが注ぎ込まれる。あっという間に繊細な模様が浮かび上がった。
「Bon Coin COFFEE」では15種類以上の豆を自家焙煎。それぞれの好みに合わせて販売するため、常連客が多いという。
次にやってきたのは、野庭団地ショッピングセンター。堀部陽介会長が選んだ絶景は「『野庭飯店』の角煮黒チャーハン」だ。
大きな角煮に醤油とオイスターソースで茶色に染まった一皿。
野庭飯店の周文東店長によると師匠から受け継いだメニューだという。
「台湾料理です。日本でこのメニューを出す店は珍しい」。堀部会長も「おいしいので来ると必ず頼む」と太鼓判を押す。
野庭団地の中にはもう一つ商店街がある。野庭サブセンター商店会だ。こうした団地の中の商店街は団地の高齢化などによって、大きく変貌を遂げてきた。
野庭サブセンター商店会の伊藤環枝会長が選んだのが「キンカンの樹」。というのも、今年で野庭サブセンター商店会は50周年。それを記念して3月23日に植樹されたものだ。
「黄色い実がなるキンカンは縁起がよいと思う」と商店会の幸運スポットになることを期待する。今後、会がどのような変化を遂げるのか、それを見守るキンカンとなる。
横浜港南台商店会の安藤佳之会長が選んだ絶景はレコードバー「Records&drink Ana-Guma」。60年代から70年代にかけてのロック、ポップスレコードが約3800枚並んだバーだ。
集めたのはマスターの朝倉正行さん。定年退職後、2019年にオープンさせた。レコードは中学2年の頃から洋楽ロック、ポップスが好きで集めたという。
「デジタル変換されているCDとレコードは音が違うという人もいる。聴こえる音は変わらないはずだが、それ以外の音が感じ方に影響を与えるのかも」。音響にもこだわり、国産の音響機器や南青山の「Blue Note TOKYO」と同店にしかないスピーカーを設置した。
上大岡中央商店街の井上勝美会長は金子累さんが営む「和食居酒屋 米どころ」の藁焼きをピックアップ。
通常藁焼きというと、カツオのイメージがあるが「和食居酒屋 米どころ」ではカツオはもちろん、カツオのない時期はブリを使用。藁で焼くことで強い火力と燻製のような香りづけが可能になるという。日本酒との相性も抜群だ。
金子さんが藁焼きを始めたのは8年前。オープンを前に高知に赴いた際、藁焼きに衝撃を受けたことがきっかけだという。「バーナーや炭で焼く方法もあるが、藁は火力と香りの両方の良さがある」と金子さん。
京急上大岡駅の東口側。俗に「裏口」などという人もいるが、狭い中に魅力的な店が多い。そんな中で石塚丈雅会長が選んだのが「『Dining La MAK』のアジフライ」。
厨房に立つのは大将の我妻智行さん。
1年前まで上大岡駅東口で「まち食堂あづま」を経営していた料理人だ。「まち食堂あづま」は閉店したが、1年後の2025年2月「La MAK」の大将として再び厨房に戻ってきた。
我妻さんを誰よりも待っていたのは「まち食堂あづま」の常連客。中でも人気なのがアジフライだという。
「La MAK」のアジフライは半身。大きなアジを使っているため、十分なボリュームになるのだ。「刺身にできるいいアジを仕入れている」。空気を含んだフワッとした触感が癖になる一品だ。
芹が谷銀座商店会は昔ながらの密集型商店街。その雰囲気の良さから多くの映画やドラマのロケ地としても利用されている。
小河原健二会長が選んだのは「就労継続支援B型事業所 はな工房ピース(フラワーロード)」。障害者と支援員が協力して生花の販売を手掛けている。
中でも、壮観なのが卒業式用の花。近隣の6校ほどの学校や港南公会堂へ納品され、学生の門出や各種イベントに文字通り華を添えている。
制作したのはスタッフの麻生さおりさん。「配達も可能な範囲で行います。ぜひ店舗にも足を運んで下さい」と話す。
最後は上永谷駅のもう一つの商店街、いずみプラザ上永谷商店会の佐藤宜永会長。「冬の夕日が綺麗」と教えてくれた。
いずみプラザ上永谷商店会は環状2号線沿いに真っすぐに店舗が並ぶ。夕日が当たると赤いレンガ造りの商店街がさらに赤く照らされた。「歩いている時に気付いた。永谷天満宮の林に向かって日が沈む1月〜3月頃がいい。葉が落ちて木々の間から差し込むように光が見える」という。コロナ禍以降、イベントなどを行っていないが、「最近は若い人が買い物に訪れることも多い。イベントなどでさらに活気づけたい」と話した。
商店街の絶景--。ラテアート、グルメ、音楽、花、風景いずれも街中の一場面だ。だが、その一場面の裏に店主や客の人生が詰まっているように感じた。そうした、街の人々の息遣いを聞きに、商店街へ足を向けてみてはいかがだろうか。(各店に関する問い合わせは各店もしくは各商店街まで)
(記事全体に関する問い合わせは)港南区地域振興課
港南区港南4-2-10
TEL:045-847-8391
FAX:045-842-8193
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【特別企画】港南区で探す「商店街の絶景」3月27日 |
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