中学生が手術を体験 南部病院がセミナー
目指せ、未来の医師―。済生会横浜市南部病院(今田敏夫院長)は8月18日、中学生に外科手術を体験させる「ブラック・ジャック・セミナー」をジョンソン・エンド・ジョンソン(株)との共催で実施した。
このセミナーは中学生が実際の医療現場を体験することで、医療について興味を持ってもらうことが目的。そのため、同病院で活躍する医師らが指導し、使用する器具も本物。当日は手術用の衣服を着用した港南区内の中学生37人が6グループに分かれ、心肺蘇生や手術の縫合などに挑戦した。その中でも、超音波メスで人体に模した鶏肉を実際に切除したり、内視鏡体験では、画面を見ながら狭い空間内に置かれたビーズを移し替えるなど、本格的な内容に中学生は真剣な面持ちで取り組んでいた。
参加した上永谷中学校3年の田邊芳奈さんは「医師になりたいと思っていて、いい経験になればと参加した。体験をして医師になりたいという思いが強くなった」と話し、同中3年の中村凌さんは「命を救うことは難しいことが分かった。人の役に立つ仕事に興味がもてるようになった」とそれぞれ感想を語った。
セミナーを担当した池秀之副院長は「これをきっかけに医療に興味を持ち、この仕事に携わってもらえれば」と期待したほか、「中学生に教えることは我々も勉強になった」と語っていた。
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