新人議員による市政報告㉚ 新潟市のスクールランチを視察 公明党横浜市会議員団 安西ひでとし
横浜市立中学校に通う生徒の昼食は家庭からの弁当持参が基本となっていますが、社会情勢の変化で持参が難しい家庭が増えてきました。そこで、公明党横浜市会議員団は家庭の弁当に加えて、外部業者が食事を提供する「スクールランチ」の導入を訴えています。1月22日にはスクールランチをすでに導入している新潟市を視察しました。
新潟市では「食の自己管理能力の育成」「楽しい会食」「好ましい人間関係の醸成」の3つを目的に中学校58校のうち、29校で家庭の弁当と選択できるスクールランチを実施しています。食事場所は教室のほかに、各校1カ所ずつランチルームが整備されており、クラスごとにローテーションで利用しています。教室とはまた違った楽しい雰囲気で食事をすることにより、豊かな心を育て、互いに尊重し合う人間関係を育むことが狙いです。
メニューはランチルーム用2種類、教室で食べるランチボックス用2種類の計4種類を毎日用意。すべて地産地消を意識しながら、栄養バランスや安全性を考慮したメニューです。価格は1食275円。利用方法はまずポイントを購入し、マークシートやタッチパネル式の専用予約機で予約する仕組みです。利用率も事業をスタートした2003年度は51・2%でしたが、12年度は66・4%と順調に受け入れられています。
横浜方式の検討を
さて、横浜市でも早期のモデル実施を要望しているところですが、新潟市と規模が異なるため、横浜市にあった独自の仕組みを考えていく必要があります。
例えば、専用予約機を設置すると費用が莫大になるので、スマートフォンなどから各自がweb上で注文できるようにするなど、利便性が高く低コストの方法を考えていく必要があります。また、ランチルームの設置も場所の確保などの課題があります。しかし、成長期の中学生に適切な昼食を提供できるように横浜方式のスクールランチを進めていかなければなりません。
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