永野連合町内会の会長に新しく就任した 竹森 繁登(しげと)さん 野庭町在住 71歳
世代超え”仲間意識”を
○…今年4月1日付で永野連合町内会長に就任。3年前から副会長を務め、今年に入ってからは2月に亡くなった前・平山文也会長の代行も務めてきた。一方、3年前からは下野庭町内会の会長職も担うなど、町内会活動においては20年以上にわたるベテランだ。「『この地域で良かった』と思える環境づくりを、できることからやっていきたい」
〇…広島県出身。勤務先の転勤で磯子区に移り住み、約45年前、結婚を機に妻の実家がある港南区へ。「来た当初は田んぼが多くて田舎と変わらないと思った」と笑う。当時はちょうど開発初期。マンションなどが次々に建てられ、街が変わりゆく様を間近で見てきた。子どもが所属する少年野球チームのコーチをしていたことから、町内会の体育部創設に携わることに。「町内会も高齢化が進んで、テントを立てるのに若い力が必要って話になって」。以来、活動に積極的に携わってきた。
〇…12自治会町内会、8000超の世帯が加入する永野連合。地域も広範囲に渡るからこそ、行事開催などに課題もある。昨年からはこれまで下野庭公園で行っていた夏祭りを、各地域輪番制で場所を移して開催することに。「その方が交流も広がるし、良かった」。また学校側に依頼し、行事後の片づけに中学生の協力も得られるようになった。「地域の学校との関係づくりも大事。大人だけではなく子どもも参加できるようにしたい」と課題解決に向け着実に努力を重ねる。
〇…趣味のゴルフを生かし、最近では情報収集のため地域のグラウンドゴルフにも参加する。「仲間意識が大事。日ごろから関係づくりを大切にしている」と繰り返す。連合が掲げる地域福祉保健計画「くじら計画」が活動の軸。中でも地区センターと地域ケアプラザの誘致は長年にわたる切実な願いだ。「子どもたちの居場所にもしたい」―。穏やかな目線は常に幅広い世代を向いている。
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