横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙が4月12日に行われ、港南区選出の市議5人・県議3人が決まった。市議選では自民党現職の田野井一雄氏がトップで当選。共産党が議席を獲得し、民主党は議席を守れなかった。一方、県議選では自民党現職の桐生秀昭氏が3回連続のトップ当選となった。
定数5人に対し、現職5人、新人3人が立候補した市議選では、前回3位の田野井氏が積極的な選挙戦を展開。8期32年の実績のほか、横浜経済の活性化を訴え、1万4807票を獲得。田野井氏は「今までの活動が形になる自信がある。菅義偉官房長官との太いパイプの中でやっていきたい」と9期目に意欲を見せた。
2位には前回次点に泣いた共産党新人の三輪智恵美氏。前回の8744票から大幅に票を伸ばし、1万3202票を獲得して議席を奪還した。3位は自民党現職の瀬之間康浩氏、4位は公明党現職の安西英俊氏。共に票を落としながらも議席を確保した。5番目の議席は維新現職の山田桂一郎氏と民主現職の市野太郎氏が争う展開。最後は430票差で山田氏が振り切った。市野氏は積み重ねた実績を訴えたが及ばず、無念さをにじませた。無所属新人の斉木武志氏は元NHKアナウンサーという肩書などを武器に選挙戦に臨んだが届かず、同じく無所属新人の加藤章二氏は知名度不足を挽回できなかった。
県議選は現職が議席
県議選は定数3人に対し、現職3人に新人2人が挑む構図。桐生氏は政策提案や地域活動での実績などを訴え、3回連続のトップ当選となった。桐生氏は自民党の掲げる地方創生が信任されたと位置付け、特区を推進し、雇用と産業創出に取り組むとしたほか、在宅を中心とした地域医療に取り組む意欲を見せた。
2位は民主党現職の浦道健一氏、3位は公明党現職の高橋稔氏で現職が強さを発揮。一方、維新新人の泉修氏は、医療や福祉の充実を訴えたが、及ばなかった。無所属新人の田中米一氏は票を伸ばせなかった。
低い投票率
市議選の投票率は全市で42・00%(前回比4・73ポイント減)、港南区では44・25%(同3・46ポイント減)。一方県議選は全県で41・81%(同3・88ポイント減)、港南区では44・16%(同3・55ポイント減)。両選挙とも前回を下回った。
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