港南区は長年交流している宮城県大崎市が、今年9月に発生した豪雨で浸水被害が発生したことを受け、被災地支援を目的とした募金を実施。10月26日には、区民から集まった募金120万円超を齊藤貴子港南区長が伊藤康志大崎市長に直接手渡した=写真。
港南区と大崎市(旧・三本木町)はシンボルがともに「ひまわり」であることをきっかけに、1988年度から交流事業をスタート。港南区ひまわり交流協会(高森政雄会長)と大崎市三本木ひまわり交流協会(手代木悟会長)を窓口に、両地域の子どもが1年おきに相互訪問をするなど交流を続けているほか、港南区と大崎市は災害時相互応援協定も締結しているなど密接な関係を続けている。
約700棟が浸水
大崎市は関東・東北豪雨で市内を流れる渋井川の堤防が決壊。洪水によって約700棟が浸水したほか、2600ha以上で農作物が被害に遭った。港南区では被災直後の9月11日から25日まで区役所と、上大岡と港南台にある行政サービスコーナーの計3カ所に募金箱を設置したほか、連合自治会町内会や各地域団体も募金に協力。合わせて124万7227円が集まった。
26日に大崎市を訪問したのは齊藤区長と高森会長ら4人。大崎市の伊藤市長と三本木ひまわり交流協会の手代木会長、佐藤俊一副会長らが同市役所で出迎えた。義援金を受け取った伊藤市長は「多額の善意、大変ありがたい。これからも交流を続けていけたら」と感謝を伝えたという。
また、大崎市三本木ひまわり交流協会が毎年出店している「こうなん子どもゆめワールド」を翌日に控えた11月6日には、同協会の手代木会長や三本木総合支所の佐々木俊一所長らが港南区役所を訪れ、齊藤区長を表敬訪問した。
この場で港南区商店街連合会と港南区工業会から集められた義援金も手渡された。佐々木所長は「善意を大崎市の復興に役立てたい。両地域の交流がもっと深まれば」と話していた。
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