港南区役所、港南消防署、港南区中学校長会、地域住民の協力によりこのほど、中学生向けの防災啓発リーフレット「港南区防災ガイド・中学生編」が作成された。子育て世代への啓発も視野に入れ、4月以降、区内中学校の全生徒に配布される予定だ。
リーフレット作成について区役所総務課の担当者は、「これまで防災啓発というと対象は大人が中心だったが、対象を拡げることでより災害に強い町づくりを目指す」と説明する。リーフレットでは、中学生が在宅時や外出時など学校以外の場所にいる時に大地震が発生した場合の対処方法や、地域防災拠点の役割、運営について紹介する内容となっている。
地域住民として作成に携わった若林諭さんは「中学生に分かりやすくと作成した結果、大人にも分かりやすい内容になったと思う」と手応えを話す。8日には港南区役所で贈呈式が行われ、齊藤貴子港南区長から、港南区中学校長会を代表して笹下中学校の法村盛郎校長へとリーフレットが手渡された。
作成会議に参加した法村校長は、「中学生に対する地域の熱い期待を強く感じた。中学生も地域の一員として何ができるかを学校でも考えていきたい」と話した。
リーフレットは4月以降、区内中学校の全生徒に配布し、来年以降は新1年生を対象に配布を続けていく予定だという。
「子育て世代にも」
今回のリーフレットによる啓発対象は中学生だけではない。作成には、2015年度の区民意識調査結果で20代から40代の防災訓練への参加率が低かったことも影響しており、中学生への啓発を通じた「子育て世代」の意識を高める狙いもある。齊藤区長も「調査では、災害を怖いと感じながら備えが薄いという現状が浮かび上がった。忙しい子育て世代にも、手に取ってもらえたら」と話した。
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