ひぎり連合自治会の会長に就任した 齋藤 史明さん 日限山在住 76歳
出会いを楽しむのが原動力
○…「この地域をもう一度、活気づけたい」。そんな思いで大役を引き受けた。日限山地区は宅地開発が始まってからおよそ50年。高齢化が進み人口も減る中、まちの舵取り役として役割は大きい。地域の合言葉『住んでよかった日限山。これまでも、これからも、いつまでも』を継承し、「相互扶助」「思いやり」「健康維持」をテーマに掲げた。「向こう三軒両隣、仲よく助け合うことが大切。あいさつの励行を進めたい」
○…日限山に居を構えたのは1972年。その風光明媚な土地柄に惹かれた。「山があって眺望がいい。そして知らない人同士だったけれど、住民同士の交流が盛んだった」。2男1女の子どもに恵まれ、ずっと地域にかかわる活動を続けてきた。少年野球の監督や地元の自治会長として地域活動に尽力し、港南区小学生野球連盟の会長や日限山コミュニティハウス利用運営委員会会長も歴任した。「ここには大切なつながりがある。それは奉仕の世界。皆さんが感謝する気持ちを大切にやってきた」
○…穏やかな口調で物腰が柔らかい。とにかく「気遣いの人」だ。24歳で脱サラし、産業機械販売商社を創業した。大企業との取引を次々と結び、従業員100人、国内営業所14カ所、海外1カ所の企業にまで育てた。経営でも信念は「お客様への感謝。人との出会が大切」。経営を長男に引き継ぎ、今では第一線から退いて会長職に就く。社員一人ひとり、誕生日にメールを送るという気遣いも欠かさない。「厳しく接したとしても次の日にはフォローすることが大事。それでないと人はついてこない」
○…人から頼まれたら断れないのが性分で、「出会い」こそが原動力だ。カレンダーに書き込まれたスケジュールは今でもびっしり埋まっている。家庭サービスも気にしつつ、「最後までやらないと気が済まない性格なんだよね」。地域の活動に奔走する日々の中で、出会いを楽しんでいる。
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