市会議員 たのい一雄 市政報告 世界に類のないIRを横浜へ 発展し続けるラスベガスを視察
政府がこのほど、IR推進本部の会合を開き、制度設計に向けて本格的に動き出しました。全国の自治体で「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)」の誘致合戦が激化しています。私は、横浜市も名乗りを上げ、世界に類を見ないIRを整備すべきと訴えてきました。4月5日から7日にかけてラスベガスを視察しました。
ラスベガスは全てが華やかで「魅せる」仕掛けとなっています。カジノだけでなく一流のエンターテインメントが繰り広げられ、多様なサービスが展開されています。託児施設も整い、街中には子どもを連れた家族も数多く見受けられました。
1兆円規模の経済効果
華やかなラスベガスの原点は1946年のホテルフラミンゴの開業です。カジノやスターのステージなどが繰り広げられ、続々と巨大テーマホテルが登場しました。今も観光客は増加し続け、2016年は約4290万人、ラスベガスがあるネバダ州クラーク郡のゲームによる収入は約97億ドル(1兆円超)に達します。
アジア太平洋地域でもIRが普及し、マカオやシンガポール、韓国などが代表的です。マカオは著しい発展を遂げ、ラスベガスを凌駕する規模となりました。
財源確保と依存症対策
財源なくして、自治体の施策は実現できません。超高齢化への対策、待機児童の解消、子育て支援、生活保護の増加、医療体制の充実、がん対策、インフラの整備・更新など課題は山積みです。地域経済の活性化、そして財源確保をめざす中、横浜はまさに今がチャンスです。
ギャンブル依存症対策も同時に進めます。これまで競馬や競輪などの公営ギャンブルのほか、パチンコがあるにも関わらず、対策は全く進んでいません。これを機に世界の事例を見ながら▽入場料を設定してのめり込みを防止▽マイナンバーを活用した入場制限▽家族の申告で入場制限――などの効果的な対策を導入すべきと考えます。
横浜は今、山下ふ頭の再開発を進めています。IRや電気自動車の市街地レース「フォーミュラE」などを誘致し、横浜らしさを前面にした「ハーバーリゾート」の実現に取り組みます。
田野井 一雄
上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
FAX:045-843-5024
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