障害者とアーティストのコラボによる芸術祭「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」(5月27日〜来年1月末)の開催を前に総合ディレクターの栗栖良依さんが11日、栄公会堂会議室で講演を行った。異業種交流会「さかえ横浜会議」の設立準備勉強会に登壇し、横浜発の多様性をつなぐアートの可能性を語った。
栗栖さんは2010年に右ひざの関節に骨肉腫を患い、復帰後の初仕事でアーティストと障害者施設によるものづくりプロジェクトに携わった。その後、障害者とアーティスト、企業をつないでモノづくりやコトづくりに取り組む特定非営利活動法人スローレーベルを設立。2014年のヨコハマ・パラトリエンナーレの開催に尽力し、総合ディレクターを務めた。
栗栖さんがこの日の講演で紹介した事例は、耳が聞こえないダンサーが低周波を頼りにダンスを披露するステージや、日々の気持ちの変化によって織り方が異なる織物を使った世界に1つだけのバッグづくりなど。「障害って何だろう?以前は弱い人と漠然と思っていた面もあった。多くの人たちと出会って突出した能力がある人がいることを知った。ヨコハマ・パラトリエンナーレでは、その能力を生かし、アーティストとのコラボで新しい芸術表現を目指している。将来、障害者という言葉がなくなる社会を築きたい」と訴えた。
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
|
|
|
|
|