横浜市の地域史跡「田谷の洞窟」を有する定泉寺(栄区田谷町)で5月20日、初の落語会が開かれて本堂には多くの人が集まった。
劣化や風化が進む洞窟の保存活動に取り組む「田谷の洞窟保存実行委員会」(田村裕彦実行委員長)が保存活動の周知と、寺を地域に親しまれる場所にしようと企画した。境内では近隣農家でとれた野菜や、笠間の障害者支援施設「リエゾン笠間」による同寺で使用されたロウソクを再利用した手作り品なども販売。70人を超える観客が集まり、会場はにぎわった。
本堂での落語会には戸塚区出身の真打・柳家小せんさんが登場。小せんさんの噺に会場は笑いに包まれ、同寺の渡辺隆人副住職は「寺として皆さまに楽しみを提供できたようでよかった」と話した。
同寺にある「田谷の洞窟」は鎌倉時代から存在する真言密教の修行道場。豪雨などの影響で少しずつ風化、劣化し、同実行委員会では内部を3DスキャンしてVR(仮想現実)データで保存しようと活動している。
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