シニアグループ「わんダフルGUYS!」のリーダーで地域活動に取り組み始めた 吉岡 和夫さん 港南区日野南在住 68歳
肩肘張らず出来ることから
○…68歳で地域活動デビュー。「わんダブルGUYS!」は港南区社会福祉協議会と地域ケアプラザ、区役所が実施した講座「男のセカンドライフ大学校」の卒業生でつくるグループの1つ。メンバーは港南台地区の男性9人。定年退職後の男性が地元で充実したセカンドライフを過ごすのが目的で、昨年秋から活動し始めた。「30年以上も港南区に住んでいれば、地域に貢献したいという気持ちになる。肩肘張らずできることをやっていきたい」
○…買い物が好きで「港南区は老舗と新鋭のスーパーが競合している」と分析。シニア男性が街に出るきっかけづくりに一役買おうと、社協と調査会社のプロジェクト「男性の我が街プロジェクト」に協力。「シニア男性が行きたくなる売り場とは」「買い物支援をどうするか」「孤立した高齢者にどうサービスを届けるか」。先月行われた会合では、区内のスーパーマーケットに対し、地元に住むシニア男性として生の意見やアイデアを忌憚なく伝えた。
○…ピンと背筋が伸び、声がよく通る。現役時代の仕事は船乗り。外国航路の民間船会社の船員として経験を積み、その後は海上保安庁の勤務へ。巡視船の船員として海の安全確保に従事した。1987(昭和62)年に港南区に移り住み、2人の子どもを育て上げた。現在は妻と2人暮らし。「港南区は緑が多くて公園も多い。港南台は駅周辺に店も多く、少しはなれれば静かな住宅」と地元愛をのぞかせる。
○…「(現役時代の)肩書も知らない。ただ近所の人というだけのつながり」。だからこそ、シニア世代になってから仲間づくりが楽しい。地域の高齢化が進む中、仕事をリタイアした人の地域活動が注目され、その成果が期待されている。「自分は気が弱いタイプ。頼まれたら断れない。メンバーにはいろいろなことを経験してきた人も多い。その能力を発揮できる場にしたい」
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
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