この春、栄区長に就任し、区政運営に取り組んでいる 冨士田 学さん 泉区在住 57歳
「優しさがあふれるまちへ」
○…「区役所の仕事はすべて区民のため。平凡なことを平凡に行うのでは進歩しない。平凡なことを非凡に取り組むことが大切」。この春、栄区長に就任し、自身の考えと姿勢を職員に伝えた。当たり前のことを突き詰めて熱中し、続けていく「非凡」の姿勢で区政の舵取りに臨む。「栄区での勤務が決まった時は本当に嬉しかった」
○…栄区は今年度の運営方針の基本目標に『地域で支え合うセーフコミュニティさかえ』を掲げた。地域を回って感じたのは「栄区の人たちは本当に郷土愛が強い」こと。これまでの職務では地域の声や現場の声を聞き、事業や取組にまとめてきたことにやりがいを感じた。「我々の仕事とは何か。自己満足にならないよう常に念頭に置いておかなければならない」と気を引き締める。
○…鶴見区出身で泉区で育った。税金の仕事に興味を持ち、大学で経営学を学んだ。「税金ってすごいことだと思う。皆さんから納めてもらって大きな事業をやっていくのだから」と笑顔を見せる。自己分析では「嫌いなものがない」「チャレンジが少し苦手」という。一人娘から背中を押され、高校時代に熱中していたギターを最近になって再び弾き始めた。「なんでも壁を作らずにやってみることですね」と目を細める。
○…コロナ禍ではこれまで通りの区政運営は難しい。長として今、改めて重視するのは「人と人との関係」だ。これからの生き方として「やさしい人になることが目標」という。文化観光局での職務を経て「文化芸術が人の心の糧になる」ということを身に染みて感じている。「優しさであふれると、まちも組織もうまくいく。それを実践していきたい。うんざりするほど優しさがあふれたっていいはず」
さかえ横浜会議 クリニックでできる認知症診療気になるもの忘れ/どうすれば?(参加者募集 11月25日 さかえすた 18時~) |
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