港南区の禅寺「貞昌院」(亀野哲也住職/上永谷5の1の3)の敷地内にこのほどモノレールが敷設され、6日から運用を開始した。坂の上にある墓地への参詣手段として設置したもので「どなたも気軽にお参りができるようにと整備しました」と亀野住職は話す。
貞昌院が敷設したのは4人乗りの墓参専用モノレール「まいれ〜る」。跨座式のモノレールで、一般的なエレベーターと同様の簡単なボタン操作で利用でき、1分ほどで
約28mのレールを昇降するという。定員は4人で、夜間や荒天時は運行を停止する。
亀野住職によると、高台にある墓地への墓参りについては以前から檀家から相談を受けていたという。勾配は27度あり、「坂の途中に駐車場があるが、そこからも階段を昇る必要があり、そもそも車でない場合は急な階段を上らないとお墓を参れなかった」といい、バリアフリー化の方法について検討を重ねてきた。
そんな中で昨年、モノレールによって高低差を解消することに決めた。新型コロナの影響で当初予定より遅れたものの、今年6月から工事を開始し、このほど完成した。
車体は木々の緑と合う青色で、かつてのJR横須賀線をイメージした色合いを選定したという。近隣に住む檀家の寺沢澄夫さん(72歳)は「ここのお墓は見晴らしが良いぶん、坂がなかなかきびしい。これで高齢者も安心してお墓参りができるはず」と話した。
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